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コスト改善工場運営現場のヒント

実務記事 / 03

材料歩留まりを改善する。不良・端材・条件ブレを数字で分解する方法

材料費を削る前に、ロスを発生工程と原因で分類。改善効果と再発リスクから優先順位を決める実務手順です。

材料価格の交渉は重要ですが、購入した材料のうち製品にならなかった分を放置したままでは、単価改善の効果が薄れます。歩留まりは、品質部門だけでなく工場全体の収益を見る指標です。

ロスを「量」と「金額」の両方で見る

重量、個数、長さなどの物量だけでなく、材料単価を掛けた金額でも並べます。高価な材料の少量ロスと、安価な材料の大量ロスでは、着手順位が変わるためです。

材料歩留まり = 良品に使われた材料量 ÷ 投入した材料量

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ロス区分代表例最初に確認する数字
設計ロス取り都合、端材標準使用量と実使用量
工程ロス切削、加熱、洗浄工程別の発生量
不良ロス寸法外れ、キズ不良率と再加工率
管理ロス期限切れ、先入先出漏れ廃棄額と滞留日数

条件ブレは「人」ではなく工程で捉える

担当者ごとの差が見えても、すぐに個人の技能へ原因を寄せません。材料ロット、設備、金型、温度、速度、段取り後の経過時間など、結果に影響する条件を同じ記録へ載せます。

良品条件と不良条件を並べたときに差が出る項目から、確認範囲を絞ります。標準が現場の実態に合っていない場合は、守らせる前に標準そのものを見直します。

改善額と再発リスクで優先順位を決める

ロス金額が大きくても、年に一度しか起きず原因が特定できないものより、毎日発生して対策を確認しやすいものから始めたほうが、改善サイクルが定着します。

  1. 月間ロス金額を算出する
  2. 発生頻度と検出工程を確認する
  3. 対策費用と停止時間を見積もる
  4. 小さく試し、良品条件への影響を確認する
  5. 標準書と点検項目を更新する
「歩留まりを上げる」では行動に変わりません。どの材料の、どの工程の、どのロスを、いつまでに減らすかまで分解します。
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編集確認

株式会社恒電社 編集部

製造業の電気設備・自家消費型太陽光の現場に携わる立場から、実務上の誤解を招かないかを確認しています。

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