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実務記事 / 06

眠る在庫を現金に変える。ABC分析と適正在庫の決め方

欠品を増やさず、滞留在庫と保管コストを減らすための分類方法と、現場で続く棚卸しルールを紹介します。

在庫削減を一律の目標にすると、重要部品まで減らして欠品を招きます。品目の価値と動き方を分け、管理方法を変えることが出発点です。

ABC分析は金額だけで終わらせない

一般的なABC分析では、年間使用金額の大きい順に品目を並べます。ただし、金額が小さくても欠品時に生産を止める部品や、調達期間が長い品目は別の重要度を持ちます。

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見る数字管理への反映
金額年間使用金額、在庫金額承認・棚卸し頻度
動き払出回数、最終払出日滞留・休眠の判定
供給調達リードタイム、代替可否安全在庫の設定
停止影響欠品時の停止時間重要保全部品の指定

適正在庫は「平均」より変動を見る

平均使用量だけで在庫を決めると、需要の波や納期遅延に耐えられません。使用量と納期の変動、発注頻度、最小ロットを確認し、品目ごとに発注点を設定します。

発注点の考え方 = 調達期間中に使う量 + 変動へ備える安全在庫

安全在庫は一度決めて終わりではありません。需要、納期、仕入先の安定性が変われば見直します。

滞留在庫に4つの出口をつくる

  1. 他製品・他拠点で使用する
  2. 仕入先へ返品・交換を相談する
  3. 顧客または設計部門と代替使用を評価する
  4. 売却・廃棄を承認し、帳簿と現物を合わせる

滞留理由を「余った」で終わらせず、設計変更、発注ロット、需要減、二重発注などに分類します。出口と同時に入口のルールを直すことで、同じ在庫が再び積み上がるのを防げます。

在庫金額の削減と欠品件数を同時に追う。片方だけなら、改善のしわ寄せが見えません。
  • #ABC分析
  • #キャッシュフロー
  • #棚卸し

編集確認

株式会社恒電社 編集部

製造業の電気設備・自家消費型太陽光の現場に携わる立場から、実務上の誤解を招かないかを確認しています。

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